僕のこだわり

暖色カラーを提供する際のこだわり

暖色ってどんな色?

一般的に暖色とは赤やオレンジなどの色で
髪色となると敬遠したくなる髪色として
扱われがちです。

そこにはメリット・デメリットがあり
お客様に合わせてカスタマイズする必要があります。

メリット

1.馴染みの良さ

肌がくすんで見えてしまうようなことがなく
人を選ばず色をフィットさせる作用がある。

血色を良く見せることができるので
明るい印象を与えることができます。

2.色持ちの良さ

色落ちするのも順番があり
青→赤→黄の順番で色が抜けます。
カラー剤の特徴でも左右する場面はありますが
長くキープしてくれます。

3.艶が出やすい

髪を綺麗に見せやすいのも特徴で
パサパサに見えるのが悩みの方も多いのですが
艶が出やすいのでヘアケアが行き届いてるように見えます。

デメリット

1.カラーチェンジが難しい

色が長持ちするメリットでもありましたが、
アッシュ系にしたいとなった場合が難しく
段階を経てアッシュ系にしないといけない
場合があります。

2.色落ちはオレンジになりやすい

ベースが明るめのカラーの場合ですが
色落ち後が黄色に近づくため暖色+黄色で
オレンジの色になりやすいです。

暖色カラーにおいてのこだわり

暖色カラーは好き嫌いが分かれやすいカラーとなっておりますが上手く活用すると印象を良くする効果や似合わせに大きく活躍するカラーになります。

注意点と一緒にこだわりを解説します。

6つのこだわり

– 1.カウンセリングは写真で共有

ヘアカラーの失敗の原因の多くは
カウンセリングにあります。

思っていた色と違うということは
お互いのゴールが一致していなかったことになるので、写真での共有を徹底しております。

ご希望の写真があった場合は、
100%同じ色を求めているか、雰囲気を求めているのかを確認します。

必要に応じて追加料金もかかる可能性もあります。
回数を重ねて求める雰囲気に合わせることもありますので、今後の計画についてもご説明させて頂きます。

– 2.色の変化の共有

ヘアカラーを行う際に
今後の予定などもお聞きしてイベントの時にベストな発色をするような選定も行います。

「どのくらい色持ちするのか?」
「色が抜けたらどうなるのか?」

気になる方も多いと思いますので、
本日の仕上がりだけでなく経過まで好みの共有を行います。

特に暖色カラーは仕上がりは艶も出て綺麗に発色しますが、元々の明るさによってオレンジっぽくなる可能性もあります。

求めている明るさや色持ちの共有を行うことで、今後のヘアカラーがしやすくなるように配慮しております。

3.薬剤選定

薬剤選定で心掛けていることは主に3つあります。

・ダメージが抑えられるか
・ちゃんと時間を置けるか
・色が落ちても可愛いのか

求めている色を再現することはもちろんですが、
当日だけではなくその後も楽しんでいただけるような選定をしております。

そのためにはダメージを抑えることは必須です。

低アルカリのカラー剤を使用し求める色に対して過剰なダメージは省くようにしております。

髪の毛のダメージ具合によっては場所によって発色の仕方は違います。

発色したとしても場所によってはシャンプー中に色が抜けやすくなってしまいます。
それも考慮した色の濃さで選定しております。

全部髪質や状態で配合が変わります。

全部を同じカラー剤で塗布すると毛先は更にダメージさせてしまう可能性もありますので、均一にムラなく発色させるために全体を馴染ませるようなカラー剤も使用します。

また今後の色落ちも考慮して、補色と呼ばれる色も混ぜていきます。

「オレンジっぽくなりたくない…」
「黄色っぽくなりたくない…」

というようなご要望に関しては、仕上がりに影響しない程度で
緑、青、紫のような地毛の色に合わせた色を混ぜます。

– 4.ダメージ軽減

ヘアカラーにおいて求める色を発色させるのはもちろんですが、ダメージの部分にも配慮して調合しております。

ダメージに関しては薬剤選定のみにならず
塗り方も大事です。

  • 1人で塗るため最初と最後に塗った場所のタイムラグを無くす
  • 余計に髪を引っ張ったり、櫛で梳かすことをしない

などが挙げられます。

薬剤は時間と共に完全に発色するまで進むのですが、ある一定時間を過ぎると発色は終わり、ダメージだけが進行します。

最初に塗った場所のダメージが進行しないためにも全体を塗った際のタイムラグは無いように徹底してます。

また薬剤が付いた髪は非常に繊細な状態なので、櫛で梳かす際にどうしても力が加わってしまいます。

ダメージに繋がる行為ですので必要以上に行わず揉み込んで浸透させないように塗布します。

– 5.色持ちを良くする発色時間

薬剤塗布後の時間を置く際の時間コントロールはとても大事です。

明るくするのか、色をしっかり入れたいのかで対応が変わります。

薬剤塗布後の時間は20分前後を目安として行います。

あまりにも早い時間の10分くらいでシャンプーに移るとカラー剤の定着が仕切れずに色持ちが悪くなってしまうのを防ぐためです。

カラー剤は温度も関係して薬剤の浸透スピードが変わるためラップをして密閉させるのか、敢えて空気に触れさせるのかをその時の状況に合わせて行います。

空調の影響もありますので、薬剤が乾きにくい状態で発色するための時間をおいていきます。

– 6.シャンプーを含めた後処理

また、シャンプーの際も温度が高すぎないようにして色が落ちない配慮も行います。

トリートメントではCMCと呼ばれるカラー剤が流れないように栄養を補給させながら後処理として行います。

それと同時に、カラー薬剤はシャンプーしても髪に残ってしまう成分がありますので、除去するひと手間を行います。

ダメージの原因になってしまうので、原因を取り除くことで色持ちにも繋がります。

Q&Aで解説

Q1:黄色っぽくなるのが嫌でどうしたら良いですか?

A1:暖色の色持ちの特徴を使いましょう。
ブラウン系で上品に染める前提だと色持ちもよく、暖色寒色どちらも合わせやすいです。

Q2:明るい所と暗い所が交互になって色ムラが気になるのですが、直していただけますか?

A2:これまでの使用薬剤が原因です。
色むらを直すにはブラウンやベージュ系を使ったカラーがオススメです。

注意点としてはアッシュ系は相性が悪いので
暖色やナチュラルなブラウン系が相性良いです。

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