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「キャビアトリートメントって最近聞くけど、何がいいの?」「普通のトリートメントと違うの?」——サロンのメニューや市販品で見かけて気になった方向けに、現役美容師の私が、キャビア配合トリートメントの中身・普通のトリートメントとの違い・向いている髪まで、売り文句抜きで整理します。
先に結論
◯ キャビアトリートメントとは、キャビア(チョウザメの卵)由来の保湿成分「キャビアエキス」を配合したトリートメントのこと。サロンメニューにも市販品にもあります。
◯ 期待できるのはうるおい・手触り・まとまりの方向性です。「魔法の成分で髪が生き返る」類の話ではありません。髪はトリートメントで「治る」ものではない——ここは正直にお伝えします。
◯ 大事なのは成分名より「続けられる形で使えるか」。サロンでやるか、自宅で週1〜2回やるか。この記事では使い分けまでお話しします。
天ヶ瀬 哲平(表参道NEHAN)
サロンでお客様の髪を毎日触る現役美容師。メーカーの謳い文句ではなく、プロとして見た「本当のところ」を書きます。
キャビアトリートメントとは?——成分の話を正直に
キャビアトリートメントとは、キャビア(チョウザメの卵)由来のエキスを配合したトリートメントの総称です。キャビアエキスは、アミノ酸や脂質などを含む保湿系の成分として化粧品に使われていて、髪用ではうるおいを与えて手触り・まとまりを整える目的で配合されます。
正直な話をすると、「キャビアだからすごい」というより、保湿・補修サポート系の成分がリッチに設計されたトリートメントのカテゴリ名と捉えるのが実態に近いです。高級レストランの食材の名前がついていると期待値が上がりますが、髪に対してやってくれることは「うるおい・手触り・まとまり」の延長線上。ここを分かって選べば、失望もありません。
そして美容師として必ずお伝えしたいのが、どんなトリートメントでも髪は「治らない」ということ。髪は爪と同じで、一度傷んだ部分が再生することはありません。トリートメントの仕事は、傷んだ髪を扱いやすい・きれいに見える状態に整えて維持することです。キャビアだろうと何だろうと、ここは変わりません。
普通のトリートメントと何が違う?
ドラッグストアの数百円のトリートメントとの違いは、ざっくり言うと設計の濃さです。保湿成分の種類・量・処方の組み立てが違うので、つけたときの手触り・流したあとのまとまりに差が出やすい。ただしこれは「キャビアだから」ではなく、価格帯が上のトリートメント全般に言える話です。
だから選ぶときのポイントは、成分名のインパクトではなく、①自分の髪の悩みに合っているか(広がり・パサつき・ダメージ)②続けられる価格と手間かの2つ。トリートメントは1回で終わるケアではなく、続けて維持するケアだからです。
サロンとホームケア、どっちでやるべき?
これはよく聞かれる質問なので、正直に答えます。1回の効果の高さで言えば、サロンのトリートメントの方が絶対に上です。使う量も違いますし、サロン専売品の良さもプロとして理解しています。同じ薬剤でも「誰がやるか」で変わるのが施術というものです。
ただ、サロンのトリートメントの効果が2ヶ月持つ人は、ほとんどいません。月1回通えれば理想ですが、現実は2〜3ヶ月に1回になりがち。すると毎回「ゼロに戻ってからやり直す」ことになります。
私がお客様によくする例え話があります。パーソナルジムに2ヶ月に1回行くのと、自分で週2回ジムに行くの、どちらが体は変わりますか?——後者ですよね。髪も同じで、サロンの特別なケアと、自宅での週1〜2回の積み重ね、両方できたらベストですが、毎日〜毎週の積み重ねの方が「常にきれいな状態」には効きます。
つまり使い分けはこうです:サロンのトリートメント=土台を整える特別ケア。ホームのキャビアトリートメント=その間をつないで、良い状態を維持するケア。「サロンの代わり」ではなく「毎日を美しくしているもの」——この位置づけが一番現実的です。(サロントリートメント自体の正直な話はこちらの記事で書いています)
向いている髪・向かない髪(プロの線引き)
向いているのは:髪の広がり・パサつき・まとまりのなさが気になる方、カラーやアイロンで乾燥が気になる方、サロンのトリートメントの持ちに満足できていない方。うるおい・手触りの変化はこういう髪ほど感じやすいです。
正直に向かないのは:ブリーチ+縮毛矯正を重ねたようなハイダメージの髪の方です。トリートメント自体がすぐ抜けてしまう状態だと、どんなに良いものを使っても結果は大きく変わりません。これはサロンのトリートメントでも同じで、機器や商品のせいではありません。そこまでのダメージは、切って生え変わりを待つのが唯一の対処法——プロとして、ここははっきり線引きしてお伝えします。
自宅でやるなら——私が使っているもの
自宅用のキャビアトリートメントとして、私が実際に使ったのはメデュラのキャビアヘアマスクです(週1〜2回・5分放置が公式の目安)。家族の髪で使ったとき、つけている時の手触りの質感がすごくなめらかで、翌朝「いつもより広がらない」という声がありました(個人の感想で、感じ方には個人差があります)。
詳しい使用感・口コミの検証はキャビアヘアマスクのレビュー記事に写真つきでまとめているので、商品として気になる方はそちらをどうぞ。超音波アイロンとセットで使う前提の設計になっていて、その仕組みは検証記事で解説しています。
よくある質問
Q. キャビアトリートメントで髪は治る?
A. 治りません。これはキャビアに限らず、すべてのトリートメントに言えることです。できるのは「扱いやすく・きれいに見える状態に整えて維持する」こと。それでも毎日の髪の扱いやすさは大きく変わります。
Q. サロンのキャビアトリートメントと市販品、どっちがいい?
A. 1回の効果はサロンが上です。ただ、続けやすさなら自宅。理想は「サロンで土台を整えて、自宅で維持する」の両輪です。予算が限られるなら、続けられる方を選んでください。
Q. どのくらいの頻度でやればいい?
A. ホームケアなら週1〜2回が目安です(商品の公式の案内に従ってください)。毎日やるより、無理なく続くペースで積み重ねる方が結果につながります。
まとめ
キャビアトリートメントとは、キャビア由来の保湿成分を配合したリッチ設計のトリートメントのこと。「魔法の成分」ではありませんが、広がり・パサつきが気になる髪のうるおい・手触り・まとまりを整えて維持するケアとしては、選ぶ価値のあるカテゴリです。サロンで土台、自宅で維持——この両輪で考えるのが、美容師としての正直なおすすめです。
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